ナムラチャチャ（2010年生、母ナムラウタヒメ）

ナムラチャチャ（2010年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋茶々。豊臣秀吉の側室、淀殿」。毛色は栗毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したナムラウタヒメが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原哲雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

3歳（2013年）

1月4日、中4週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の伊達洋祝還暦（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエガオデコタエテに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のザワードをクビ差振り切って優勝

2月19日、中2週で迎えた9戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったマイネルヴェルディに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エガオデコタエテに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の聡哉&さゆり末永くお幸せに!（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、マイネルイロンデルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、シンゼンプロフィアに交わされて1馬身差の2着となった。

5月10日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、マイネロアに交わされて2馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のサメノコキックに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は持原大志騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳戦のほととぎす特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

9月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、3歳戦の雷鳥特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦のキジバト特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、3歳戦のヤスヨ・ヨメーリ杯（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた27戦目は、田中雅生さん還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（10戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のラインジェニファーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月12日、中3週で迎えた29戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた31戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月19日、中4週で迎えた32戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた33戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、グランデメディコに半馬身交わされて2着となった。

4月28日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったパンパードリリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた38戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和博騎手（10戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず最後はピンクチーターと並んで6着同着となった。

12月8日、中2週で迎えた40戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺島憂人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5歳（2015年）

1月8日、中1週で迎えた42戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（11戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。