シルクアポロン（2009年生、母ロイヤルオーキッド）

シルクアポロン（2009年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の光の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時15歳）と交配したロイヤルオーキッドが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マークリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月31日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

4月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマンハッタンコードに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4歳（2013年）

2月3日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2014年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフライトパーサーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリスウィフトをアタマ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月3日、中2週で迎えた16戦目は、朧月特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた17戦目は、菜の花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、下司国治さん定年退職記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のマンツーマンをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

5月21日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた20戦目は、南風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンネストに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月3日、中2週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、岩清水賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた22戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、ビーチサイド特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、トパーズ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた24戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた25戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、コスモジグに交わされて2馬身半差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月30日、中8週で迎えた27戦目は、春眠特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月23日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。