エントラップメント（2020年生、母ルーレットクイーン）

エントラップメント（2020年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「わな」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したルーレットクイーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー中山(新馬牝)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイリュージョンをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

4歳（2024年）

2月17日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの高千穂特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月12日、中9週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のコンドリュールに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のワンダーイチョウをクビ差振り切って断然人気に応えた。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、OBCラジオ大阪原田年晴かぶりつき賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦2勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のインベルシオンをクビ差振り切って4勝目を収める

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた12戦目は、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5歳（2025年）

1月16日、中5週で迎えた13戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコウノトリ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月22日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチェリーロシアンを半馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

6月26日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上A2 B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦4勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた17戦目は、デイリースポーツオンライン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた18戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦4勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月24日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、水曜競馬ランドBAOOへゴー!放送中!記念（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（11戦4勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた21戦目は、地鶏日本一の徳島阿波尾鶏杯（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鴨宮祥行騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。