ダイシンベール（2007年生、母ダイシンシルビア）

ダイシンベール（2007年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋覆い」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したダイシンシルビアが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地16戦0勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

3月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月17日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

4歳（2011年）

1月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ラプラプに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月12日、中9週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョウショービジンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月9日、中3週で迎えた16戦目は、とけいそう賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトミケンベアートを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のリビングレジェンドをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

8月23日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月26日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

12月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5歳（2012年）

2月5日、中7週で迎えた22戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた23戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。