オーゴンヒリツ（2008年生、母ベストルンルン）

オーゴンヒリツ（2008年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄金比率」。毛色は鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時11歳）と交配したベストルンルンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦4勝2着4回。2010年のサマーチャレンジ1に勝利した他、2011年の東京プリンセス賞(牝S1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

4月29日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウィントーストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアイマリカに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼニスパワーを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を手にした。

8月24日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るソワールをハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

9月18日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月27日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したマルヨケーティングに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（2011年）

2月1日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの’11桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァレイオブローズに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた13戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったケイアイデメテルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマニエリスム決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、シリウス賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2012年）

10月4日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた17戦目は、レミニス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた18戦目は、カノープス賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ステンドグラス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、アデュー2012賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた24戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた25戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（7戦3勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた26戦目は、クレマチス特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた27戦目は、ゼンノロブロイ・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた28戦目は、マンハッタンカフェ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（10戦3勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた29戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた30戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた31戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（12戦3勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた32戦目は、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（13戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、ステイゴールド・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（14戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（15戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（16戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた36戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、芦別120周年特別（門別ダート2000m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月14日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（17戦3勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。