スズオーエンス（1987年生、母スズクローバー）

Suzu Owens

1987.05.19

スズオーエンス（1987年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時8歳）と交配したスズクローバーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の白秋ステークス。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（1990年）

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したローゼンクランツに半馬身届かず2着となった。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンゴウミラクルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマトオウジに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手（7戦2勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトラバーチン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレオランボーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

10月20日、中3週で迎えた11戦目は、白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプリミエールをクビ差振り切って優勝

11月11日、中2週で迎えた12戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（10戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月22日、中5週で迎えた13戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はハワイアンコーラルと並んで6着同着となった。

4歳（1991年）

2月9日、中6週で迎えた14戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。