セリエル（2021年生、母グラスコマチ）

Seriel

2021.05.07

セリエル（2021年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「連続した(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したグラスコマチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月27日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたアシセバイラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったロールハーアイズにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のサノノリッチに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2024年）

1月20日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

3月3日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。