アーデンフォレスト（2016年生、母ロザリンド）

アーデンフォレスト（2016年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シェイクスピア『お気に召すまま』の舞台となった森。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したロザリンドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の新発田城特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,500万円（7万×500口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったラヴズオンリーユーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のラシェーラに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4歳（2020年）

3月22日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたナンヨープランタン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエアファンディタに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーマイガイを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月21日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2021年）

12月19日、約12か月半の休養明けで迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6歳（2022年）

2月12日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

6月5日、中8週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

2022年6月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。