ヤマニンクイッカー（2019年生、母ヤマニンパソドブル）

ヤマニンクイッカー（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+より速く」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したヤマニンパソドブルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月27日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、中8週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカイザーレオンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2023年）

2月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたベストフィーリング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月9日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルカーライルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したイモータルバードを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月19日、中3週で迎えた24戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、メイショウジェンマに交わされて4馬身差の2着に敗北した。