ガンマーフォンテン（1996年生、母ベティフォンテン）

ガンマーフォンテン（1996年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のビソウサウス（当時6歳）と交配したベティフォンテンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は寺井文秀。戦績は、地方18戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は1999年のアラブ4歳優駿(アラ系4歳B以下)。

経歴

デビュー前

奥高平厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1998年）

12月14日、デビュー戦は山下誠騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 雨/重）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハヤブサスパートに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノタマリュウに4馬身の差をつけて優勝

3歳（1999年）

4月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた3戦目は、アラ系4歳（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイエスマジックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイセイホマレに1馬身半の差をつけて制した。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下誠騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイエスマジックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のアラブ4歳優駿（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下誠騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハリマワカタカを半馬身振り切って制した。

6月14日、中3週で迎えた7戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のチキリゴンベンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山下誠騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハヤテヒーローに2馬身半の差をつけて優勝

7月26日、中3週で迎えた9戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下誠騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月3日、中9週で迎えた10戦目は、関野鼻特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山下誠騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハーバーレインボーに1馬身の差をつけて7勝目をマークした。

10月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のアラブ大賞典（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山下誠騎手（10戦7勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハシルショウリに半馬身交わされて2着となった。

11月16日、中3週で迎えた12戦目は、能登特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山下誠騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ピアフォーチェンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山下誠騎手（12戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2000年）

4月29日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で山下誠騎手（13戦7勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるケイエスマジックを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山下誠騎手（14戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスルガタイセーを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山下誠騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトゥインクルダイヤをハナ差振り切って8勝目を掴み取った。

6月25日、中3週で迎えた17戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、黒百合賞（金沢ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた18戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山下誠騎手（16戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハシルショウリに3馬身の差をつけて9勝目をゲットした。