カリブメーカー（2015年生、母カリブストーリー）

カリブメーカー（2015年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したカリブストーリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。2021年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月4日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンライズフルメンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月20日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4歳（2019年）

4月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したレンブランサを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの石狩特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

2019年9月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月31日、中5週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のラガーユミリンに4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、朝来市岩津ねぎ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインレーベンに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、滋賀畜産特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオニチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2020年）

1月21日、中4週で迎えた17戦目は、開設5周年記念DASH観音寺杯（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月8日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、仲夏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた19戦目は、葉月特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールデンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

10月2日、中3週で迎えた21戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したマコトパパヴェロを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2021年）

5月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた23戦目は、ラベンダー賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハギノアグレッシブに2馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

6月17日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったアワジノサクラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦5勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた26戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシーアフェアリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2021年11月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。