レガシージャパン（1994年生、母ドンナリデイア）

レガシージャパン（1994年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時18歳）と交配したドンナリデイアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の会津特別(500万下)。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月10日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

7月26日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオーミガリバーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロマンスイズオーバを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

4歳（1998年）

5月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトウショウミサイルを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

7月11日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったマジックシンガーを半馬身捉え切れず2着となった。

8月16日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って6着に終わった。

5歳（1999年）

6月13日、約9か月の休み明けで迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったメジロアトラスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2000年）

5月7日、約7か月半の休養明けで迎えた26戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネスサノオに約13馬身の大差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月3日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。