ダイアゴナルクロス（2010年生、母スペシャルリボン）

ダイアゴナルクロス（2010年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「あや織。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したスペシャルリボンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、国本哲秀によって972万円で落札された。

グリーンファーム愛馬会にて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月16日、デビュー戦は山崎亮誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月21日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のエターナルヒーローに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は山崎亮誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったユールシンギングにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアンバサドゥールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたディオジェーヌ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4歳（2014年）

3月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

10月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。