ダンディロイヤル（1991年生、母マルフジクイン）

ダンディロイヤル（1991年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時17歳）と交配したマルフジクインが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は星川牧場。戦績は、中央平地4戦2勝2着1回。1993年のラジオたんぱ杯3歳ステークス(G3)で3着に入った他、1993年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

7月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 雨/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンメイアサヒに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったキョウエイコロナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るメルシーステージを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。