ライラックノカオリ（1999年生、母アイテイスター）

ライラックノカオリ（1999年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したアイテイスターが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庄野牧場から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場され、キタジョファームによって399万円で落札された。

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月14日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2002年）

3月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

6月30日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したイナズマガルチを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモリエールを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月8日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず17着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエスジーナタリーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

4歳（2003年）

5月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田輝彦騎手（9戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田輝彦騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のメジログリーンに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で千田輝彦騎手（11戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた24戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したタイリーヴズにクビ差届かず2着となった。

12月14日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノースシェーバーをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

5歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた27戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上1000万下のメジロラモーヌメモリアル（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

7月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（12戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月17日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のメジロマックイーンメモリアル（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（14戦2勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（15戦2勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。