ナリタツバサ（1988年生、母シヤダイリーズン）

ナリタツバサ（1988年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時8歳）と交配したシヤダイリーズンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、モガミカグラに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトーワアイドルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月1日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下のさざんか賞（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（1991年）

11月16日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

6月8日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、一般B1ハ（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般B1ハ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津野総夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチヨシクイーンから1馬身半差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた12戦目は、越後七浦特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津野総夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた13戦目は、一般B1ロ（三条ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で津野総夫騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、中央競馬騎手招待（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津野総夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のストリファンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月8日、中2週で迎えた15戦目は、尾瀬特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で津野総夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で津野総夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクカリユウオーから6馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、三面特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で津野総夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーピタリテーから1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、福島潟特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で津野総夫騎手（9戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシヨノサンワードからアタマ差の2着に甘んじた。

5歳（1993年）

4月6日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、菜の花特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で津野総夫騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた20戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、東北騎手招待（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。