イチヨシクイーン（1988年生、母レデータテヤマ）

イチヨシクイーン（1988年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時13歳）と交配したレデータテヤマが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡正次。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦15勝2着11回。1993年の日本海チャンピオンシップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高田功厩舎（新潟）へ入厩。

3歳（1991年）

10月11日、デビュー戦は青木智義騎手を鞍上に据えて、4歳C2ハ（新潟(地)ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は505kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のルスタムレッドに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月20日、連闘で迎えた2戦目は、4歳C2（新潟(地)ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒダカオリエントからクビ差の2着に甘んじた。

11月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳C1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳C1ハ（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で青木智義騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービークランツから2馬身差の2着に敗北した。

12月1日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた5戦目は、4歳C2（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青木智義騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったインタークルセードから1馬身半差の2着となった。

4歳（1992年）

1月4日、中4週で迎えた6戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、5歳C1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のヨコシバボーイに半馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C3イ（三条ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンフラッグをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、一般C2（三条ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンフラッグに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイバージョンから1馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシノコールに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ゴールドステッキ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコーンフィールズに2馬身半の差をつけて優勝

7月5日、中2週で迎えた12戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマカカチドキに1馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1ハ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタツバサに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中3週で迎えた14戦目は、越後七浦特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた15戦目は、一般B1ロ（三条ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木春雄騎手（6戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアクセルから1馬身差の2着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、尾瀬特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた18戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサキャリアに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月30日、中3週で迎えた19戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のベイオニツトをクビ差制して10勝目を達成した。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のベイオニツトに2馬身の差をつけて制した。

5歳（1993年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、迎春賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベイオニツトからハナ差の2着に甘んじた。

4月10日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、八海山特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイルライドオンから4馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、谷川岳特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイルライドオンから4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中4週で迎えた24戦目は、金蹄賞（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタケデンファイターに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月27日、中3週で迎えた25戦目は、朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサキャリアからクビ差の2着に甘んじた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、BSNオープン（新潟芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鈴木春雄騎手（10戦4勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月15日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、東北サラ大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞の日本海チャンピオンシップ（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオリンピアリバーに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中3週で迎えた29戦目は、新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオンラウレルをクビ差制して勝利を手に入れた。

11月28日、中3週で迎えた30戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木春雄騎手（13戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のオンラウレルに3/4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

12月12日、中1週で迎えた31戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木春雄騎手（14戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーディンから3/4馬身差の2着に敗北した。

6歳（1994年）

1月3日、中2週で迎えた32戦目は、迎春賞（新潟(地)ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミプリンスから1馬身半差の2着に敗北した。