ジュンオーズ（2019年生、母レディプリンセス）

ジュンオーズ（2019年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+北欧神話に登場する神」。毛色は鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時20歳）と交配したレディプリンセスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。主な勝ち鞍は2022年の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって385万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、河合純二によって935万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2022年）

2月5日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキタノダロマをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のGIダイヤモンドレース!杯（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンアポロンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中9週で迎えた13戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったインゲニウムを半馬身捉え切れず2着となった。

12月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミミコチャンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2023年）

8月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、シガリズムで旅しよう賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したコンフィテオールに半馬身届かず2着となった。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、はくちょう座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングカレントに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、玄冬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた20戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったビービーモノローグに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2024年）

12月3日、約12か月半の休み明けで迎えた21戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた22戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、プリンセチア賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6歳（2025年）

1月16日、中2週で迎えた23戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、スイセン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、蓼野町9ハロン（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた25戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた28戦目は、槻並7ハロン（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月14日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（4戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウガイフウを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山龍太郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したアンフィニレイスにアタマ差届かず2着となった。

8月21日、中3週で迎えた33戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月16日、中3週で迎えた35戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド園田第2戦（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

11月11日、中3週で迎えた36戦目は、エクスペリエンス兵庫特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイドオルデンを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。