ビービーモノローグ（2018年生、母ビービーリアン）

ビービーモノローグ（2018年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+独白」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時15歳）と交配したビービーリアンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害2戦0勝、地方19戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

8月13日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクールガジェットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の薄特別（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた8戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミロヴィーナスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、馬い!善一の黒ニンニク発売記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

2月25日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月23日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、オリオン座賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月26日、中8週で迎えた13戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ハクチョウゲ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月21日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月11日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、キージュピターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドスノーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2023年）

1月1日、中3週で迎えた17戦目は、B3組（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアインジェニーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、新春中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォークルに6馬身の差をつけて制した。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、白日特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシノジマニヨラサイに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月12日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、新城特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウアメリカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月27日、中5週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた24戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた25戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、うまてなしDX賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクナキチョウセンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュンオーズに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6歳（2024年）

1月6日、中6週で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。