クールガジェット（2018年生、母アイカギ）
Cool Gadget
2018.03.29
クールガジェット（2018年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「凄いやつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したアイカギが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳。
経歴
デビュー前
1歳のとき、川越ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
6月27日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。
11月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。
12月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。
3歳（2021年）
1月15日、中5週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロデオスターメイトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
1月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドランチに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
5月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。
6月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノノバーディに9馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
7月18日、中5週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホナミウィンドに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
8月13日、中3週で迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、ビービーモノローグに交わされて8馬身差の2着に敗北した。
8月23日、中0週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
9月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。
12月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、嵐山町 嵐山渓谷賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
4歳（2022年）
1月14日、中3週で迎えた13戦目は、馬い!大寒卵はサンサンエッグ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のドドーニサンサンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
2月14日、中3週で迎えた14戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。
3月21日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1三四五イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。
4月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。
5月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。
8月23日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、馬い!八丈島レモンジャム発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。
9月12日、中2週で迎えた19戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、葛賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。
9月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、センドハーマイラブに半馬身交わされて2着となった。
10月21日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。
10月24日、連闘で迎えた22戦目は、馬産地日高記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡紀騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
11月29日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡紀騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。
12月19日、中2週で迎えた24戦目は、幸せを呼ぶ宝石色の馬蹄☆よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡紀騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
5歳（2023年）
2月8日、中6週で迎えた25戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡紀騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
3月14日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡紀騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、リュウノケンシンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
4月13日、中3週で迎えた27戦目は、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったレイジングリヴァーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
5月3日、中2週で迎えた28戦目は、いるかスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。
6月22日、中6週で迎えた29戦目は、かに座ダッシュ（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
9月27日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモゲイダーグに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
10月23日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノアスラームを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
11月29日、中4週で迎えた32戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、馬い!淡路玉ねぎうしろ農園発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクレイジーリッチに1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。
デビュー前
1歳のとき、川越ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。
6歳（2024年）
2月10日、中9週で迎えた33戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグルアガッハをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。
3月6日、中3週で迎えた34戦目は、デイジースプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
4月14日、中5週で迎えた35戦目は、新観覧車をお楽しみに!よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
5月2日、中2週で迎えた36戦目は、おうし座スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。