コスモゲイダーグ（2018年生、母コスモコルデス）

コスモゲイダーグ（2018年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ケルト神話に登場する槍の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したコスモコルデスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年の菜々緒賞(一般C2八九十)。

経歴

デビュー前

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月16日、デビュー戦は高野和馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着を確保した。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ミキノカラクリバコに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、菜々緒賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイスガイラバーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月28日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のダイキチホマレに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

デビュー前

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

3月9日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。

9月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、スティンガー賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、オーロールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、ブラック・ローズ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたラインエンジェル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2023年）

7月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリスリターンに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオーロファーストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったクールガジェットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアナザームーンに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月28日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6歳（2024年）

4月14日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、昭和の日記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったビットコインに詰め切れず、4馬身差の2着となった。