ツキノチャコ（1997年生、母オンワードアジル）

ツキノチャコ（1997年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアルカング（当時9歳）と交配したオンワードアジルが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方43戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の潮風特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月8日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2000年）

1月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の若松賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の睦月賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、4歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、4歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトシザシュンクンから約12馬身差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新町充寿騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた9戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、4歳（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハードパンチャーから2馬身半差の1着待望の初勝利を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーエムジェーに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイセイチスイートに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウセイキングに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4ロ（宇都宮ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダテノイメージをハナ差制して怒涛の5連勝を決めた。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦5勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、雷神賞（足利ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中0週で迎えた16戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（6戦5勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（7戦5勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンタックテイオーから1馬身差の2着となった。

12月28日、中7週で迎えた18戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2001年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったアクリデーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で澤佳宏騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で澤佳宏騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノラスカルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月11日、中1週で迎えた29戦目は、銀河特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で澤佳宏騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、潮騒特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で澤佳宏騎手（11戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた31戦目は、潮風特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で澤佳宏騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタケミタイムをクビ差振り切って7勝目を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で澤佳宏騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で澤佳宏騎手（14戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で澤佳宏騎手（15戦2勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で澤佳宏騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた36戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で澤佳宏騎手（17戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月19日、中6週で迎えた37戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた38戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、春霞特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた40戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた42戦目は、パール特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた43戦目は、サンストーン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6歳（2003年）

1月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた44戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた45戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた46戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。