スリーハイランド（2001年生、母ハイランドファンタジー）

スリーハイランド（2001年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時9歳）と交配したハイランドファンタジーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月25日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月3日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトゥインクルレディに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2005年）

1月1日、中4週で迎えた10戦目は、名古屋装蹄師会若水賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカジェミニに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月19日、中2週で迎えた11戦目は、ゼラニューム賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメインマストに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモアーチストを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月24日、約8か月の休養明けで迎えた18戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したフミノブルースカイにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2007年）

1月20日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。