スズカデュー（2016年生、母ビジョナリー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,728万円で落札された。

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3歳（2019年）

3月2日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

12月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のフルールデシャンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月15日、中1週で迎えた9戦目は、堀川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、弘之さんお勤めご苦労様（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフジジェットレディに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月23日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズグレゴリオに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月18日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月29日、中9週で迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5歳（2021年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5月14日、中7週で迎えた15戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリノブラックオーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、クリノマンチェスーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィールザサンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた20戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。