コスモアース（1997年生、母ゴールデンレグルス）

コスモアース（1997年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時5歳）と交配したゴールデンレグルスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着6回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、浦河土肥牧場から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、ビッグレッドファームによって903万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サワノベルダーに交わされて2馬身差の2着となった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウアスカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、連闘で迎えた3戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケイエスブルボンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（2001年）

6月9日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のアイリッシュリネンに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアズーロに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（10戦2勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたストームスウィープ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2002年）

1月13日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアサカジェムに2馬身の差をつけて優勝

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（12戦3勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したレスレクシオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンキンヘイローに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

6歳（2003年）

6月7日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた25戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に48kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月13日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。