トゥクトゥクボーイ（2014年生、母レッツグルーヴ）

トゥクトゥクボーイ（2014年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「タイのタクシーの名称＋少年」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時7歳）と交配したレッツグルーヴが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は荒井ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒井ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、タバタファームによって442.8万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月22日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月31日、中9週で迎えた2戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったレインボータワーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイハットに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったホウライスピードにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサルートアゲンに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファイヤーローズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月26日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦の祝還暦♪迫田義孝雇用延長記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカウインクに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2018年）

1月4日、中9週で迎えた15戦目は、山下保雄さん定年★還暦祝い記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュヴァルミニョンに7馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

2月16日、中5週で迎えた16戦目は、佐布里池特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、羽豆岬特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したステラバレットにハナ差届かず2着となった。