ガルホーム（2009年生、母アイディアルクイン）

ガルホーム（2009年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「加速度の単位＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したアイディアルクインが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷部牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦6勝2着1回。2011年の九州ジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2011年の九州ジュニアチャンピオン(KJ1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2011年）

5月29日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノフローライトに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマクサカントリーに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月20日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアルデバラン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナカスノクリチャンに約12馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

10月28日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイッツマイプレジャに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイリンウィークに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた7戦目は、如月特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネルサンリットに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、7重勝発売開始記念皐月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のカズノミラクルに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月14日、中4週で迎えた10戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（9戦6勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた11戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で真島正徳騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2013年）

2月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4月7日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月2日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。