ザマサイレンス（2005年生、母リンカーングリーン）

ザマサイレンス（2005年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したリンカーングリーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、地方36戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の青葉特別(一般B2三 B3一)。

経歴

デビュー前

岩本洋厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2007年）

7月5日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は445kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ヤマノシルクロードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた5戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラーチャプルックに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月3日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の福寿草特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったモエレマジックマンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のムーンライトクロスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウセイオーに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた15戦目は、緑風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、盛夏特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月10日、中2週で迎えた19戦目は、銀河特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミヤビツヨシオーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、錦秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエッセレを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、紅葉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（15戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた23戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（16戦2勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月3日、中2週で迎えた24戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（17戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた25戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（18戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた26戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の春分の日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた28戦目は、東風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた29戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた31戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオンリーパワーに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月19日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（12戦2勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた33戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月9日、中4週で迎えた34戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた35戦目は、ハロウィン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（15戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた36戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。