グランスカイ（2007年生、母エリーナ）

グランスカイ（2007年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大きい（伊）＋空」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したエリーナが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

8月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のルーニーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアヤナルベルスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2011年）

4月30日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

6月12日、中5週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（2012年）

3月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったスイートエスケープにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。