オンリーオピニオン（2019年生、母オピニオン）

オンリーオピニオン（2019年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名の一部+母名。唯一の意見」。毛色は芦毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したオピニオンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシエラプリンセサに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月27日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月3日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイムに2馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のアサケレディに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2023年）

1月21日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

7月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

2023年7月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。