マサノデリラ（2006年生、母ピサノメジャール）

マサノデリラ（2006年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したピサノメジャールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦6勝2着3回。2009年の獅子座特別で2着に入った他、2009年の立夏特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村正子から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。3歳のとき、中村正子から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、海馬沢富男によって147万円で落札された。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

9月4日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーガールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2009年）

2月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月14日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの立夏特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ウィナーズダンスに交わされて1馬身差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの獅子座特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ウィナーズダンスに交わされて4馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの天秤座特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのさそり座特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、日高山岳ビラパーク特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバカラゲームを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のマサノハイタッチに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月5日、中1週で迎えた11戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシグナルパスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月6日、中2週で迎えた13戦目は、紅葉特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトライアンドエラーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、襟裳岬特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた15戦目は、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、スキヤネンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月23日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、プリムラ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

4歳（2010年）

1月7日、中1週で迎えた17戦目は、鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2七（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のプリティーパインに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、万緑特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、五香特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、ベゴニア特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月22日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2五（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月13日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（11戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 雪/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（13戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。