スマートグリフィン（2011年生、母シルクサファイア）

スマートグリフィン（2011年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋伝説上の生物」。毛色は青毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したシルクサファイアが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十十一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ムラカミファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大川徹によって1,260万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はローレルゼフィーロと並んで10着同着となった。

3月21日、中5週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたハクユウジャック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリトルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

1月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフライトパーサーを半馬身差し切って2勝目を挙げた。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた11戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

10月9日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、マシェバラ記念あーはの杯（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、よこすか海軍カレー特別（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（2016年）

1月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

1月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメモリアルメイトにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミスターナインワンをアタマ差振り切って制した。

4月1日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメモリアルメイトを半馬身振り切って勝利をモノにする

5月11日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、富士通フロンテック賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた27戦目は、彩のかがやき賞（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた28戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2017年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、太田和樹くん1歳のお誕生日おめでとう（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったゼンノカヴァルリーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエキシビジョンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒロソーラーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、定年退職祝典競走☆花崎秀幸記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。