マブセレナード（2019年生、母クリスタルストーン）

マブセレナード（2019年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時16歳）と交配したクリスタルストーンが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、生杉学によって341万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモサルムに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（2023年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5月7日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

2023年5月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。