コスモサルム（2019年生、母クラールハイト）

コスモサルム（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+3月10日の誕生星。星言葉は『高い理想に進むペガサス』」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時15歳）と交配したクラールハイトが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2022年の清秋賞(C1-6)。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月15日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。4着に入った。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマブセレナードから5馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2022年）

5月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた10戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

2022年9月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月28日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、清秋賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミユキゲコクジョウをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったユーアーマイソウルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた15戦目は、クリスマスナイト賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったリネンコジーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた16戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、さがびより杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングサクセションに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、萌月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、まもなく2周年おめでとうウマ娘記念（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のロングサクセションを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、夢見月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったビレッジシングルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフィロスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたマイネルエンカント決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた25戦目は、長雨特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着を確保した。

6月24日、中1週で迎えた26戦目は、夏至特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上瑛太騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ノクターナリティに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上瑛太騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエピックアンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月13日、中2週で迎えた29戦目は、五位山緑地公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で井上瑛太騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた30戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンエルセントロに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月10日、中1週で迎えた31戦目は、宇佐大橋特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた32戦目は、宮の前公園特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマノマタカに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた33戦目は、第二回高知来場特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンハイパワーに1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。

11月4日、中1週で迎えた34戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、伊与木川特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた36戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた37戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトゥーパンクスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた38戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた40戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた41戦目は、鳥待月賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた42戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、麗春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったトライファンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。