コスモインスパイア（2008年生、母パープルコート）

コスモインスパイア（2008年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感情を吹き込む」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時6歳）と交配したパープルコートが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦1勝2着9回。主な勝ち鞍は2012年の一般C22。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中前牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中前牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって672万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月14日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3歳（2011年）

2月19日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月19日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた8戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた9戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクードテアトルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、中川健太・綾結婚記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアレルヤトウブを半馬身捉え切れず2着となった。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアメージングミノルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったニジュウショウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたキャットウォーク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したトロピカルジュエルにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリモテンユウを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた21戦目は、橘特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた22戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた23戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木健騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ジョイフルサンデーにクビ差交わされて2着となった。

5月25日、中3週で迎えた26戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた28戦目は、祝!憲一・亜季結婚記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木健騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、チョウトキメキにクビ差交わされて2着となった。

8月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高木健騎手（13戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトリンファドーラにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高木健騎手（14戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高木健騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた33戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた34戦目は、PCエンジン生誕25周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた35戦目は、ヤスとめぐみ結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた37戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

5歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた39戦目は、楽しみイッパイ第1回中京開催（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた40戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。