アイティヤマト（2006年生、母ロンドンフラワー）

アイティヤマト（2006年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大和」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したロンドンフラワーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害3戦0勝、地方15戦3勝。主な勝ち鞍は2010年のファビィサドル特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクロッカス特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤラマイカに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジャスミンフレイズを3/4馬身振り切って優勝

4歳（2010年）

4月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月15日、中6週で迎えた14戦目は、’10スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月14日、中3週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマルマツフライトをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

10月21日、中3週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、’10メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月18日、中7週で迎えた20戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2011年）

2月26日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、約9か月の休み明けで迎えた22戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、銀杏特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、南天特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6歳（2012年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。