トーアビバリーヒル（2002年生、母トーアハリウッド）

トーアビバリーヒル（2002年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ビバリーヒルズ（地名）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時9歳）と交配したトーアハリウッドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C7三。

経歴

デビュー前

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

4月17日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

6月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

4歳（2006年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチキリワンダーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカムトゥルーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中0週で迎えた9戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミハタバリュウに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月30日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアグネスクールに3馬身の差をつけて優勝

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5歳（2007年）

1月27日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。