ヤギリクリスタル（1991年生、母カチノボルチカラ）

ヤギリクリスタル（1991年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時11歳）と交配したカチノボルチカラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月24日、デビュー戦は本間忍騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は本間忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエーピーローレンスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4歳（1995年）

1月15日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた10戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

12月10日、約9か月半の休み明けで迎えた12戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。