カネツワールド（1996年生、母Badgettland Rose）

Kanetsu World

1996.02.22

カネツワールド（1996年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のIron Courage（当時12歳）と交配したBadgettland Roseが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は1999年のクレマチス賞(500万下)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額3,000万円（30万×100口）で一口馬主が募集された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイシノファルコンを自慢の末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゲイリージェミニに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2000年）

9月10日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて17着に敗れた。