フェーレンベルク（2020年生、母エクラミレネール）

フェーレンベルク（2020年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小惑星の名」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時13歳）と交配したエクラミレネールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2024年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったニシノピウモッソにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

7月25日、中6週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月19日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（2024年）

4月21日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、坂口智康騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた16戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月28日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のイエローウィンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。