ワンダージーニアス（1986年生、母エステイメジロ）

ワンダージーニアス（1986年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のイエローゴツド（当時19歳）と交配したエステイメジロが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月11日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

3歳（1989年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた3戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8月20日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月24日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のロングキロクを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本達也騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキタノリリアスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松本達也騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松本達也騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったエナージモガミにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月16日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた16戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松本達也騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた19戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず最後はリンドサンと並んで9着同着となった。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。