キタノリリアス（1985年生、母ラフオンダンサー）

キタノリリアス（1985年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランデイオース（当時8歳）と交配したラフオンダンサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方24戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年のオーロラ特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

渡辺和泰厩舎（高崎）へ入厩。

3歳（1988年）

2月4日、デビュー戦は佐川久芳騎手を鞍上に据えて、4歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエレナスバージから1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、角田桂吉騎手を鞍上に迎えて、4歳（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシエマナードに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（高崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田桂吉騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のボールドカオルに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田桂吉騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田桂吉騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイイデスプリンターに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田桂吉騎手（4戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田桂吉騎手（5戦3勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のエルミに1馬身半の差をつけて制した。

7月15日、中4週で迎えた8戦目は、4歳（高崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で角田桂吉騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた9戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は角田桂吉騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田桂吉騎手（8戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のプレスボーイに半馬身の差をつけて5勝目を収める

10月30日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、一般C4（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田桂吉騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で角田桂吉騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカツノコマンドーに6馬身の差をつけて制した。

11月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田桂吉騎手（11戦6勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田桂吉騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキリガールに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田桂吉騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のハツセンフアイヤーをクビ差制して8勝目をつかんだ。

4歳（1989年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田桂吉騎手（14戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウコンランナーからアタマ差の2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田桂吉騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のムサシダンデーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で角田桂吉騎手（16戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウコンランナーからハナ差の2着に甘んじた。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、C1（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田桂吉騎手（17戦9勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のホイストボーイをクビ差制して制した。

3月30日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で角田桂吉騎手（18戦10勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマリオンエイトに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で角田桂吉騎手（19戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で角田桂吉騎手（20戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジマサオーをクビ差制して勝利数を12に伸ばす

5月24日、中2週で迎えた24戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で角田桂吉騎手（21戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマリオンエイトに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダージーニアスに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月10日、中8週で迎えた30戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コメーテスに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマチルダバンブーに4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

4月29日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小島貞博騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた34戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムイードーターを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

12月22日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた36戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（京都ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6歳（1991年）

1月20日、中3週で迎えた37戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。