コクサイダイヤ（1985年生、母ホウスウダイヤ）

コクサイダイヤ（1985年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時6歳）と交配したホウスウダイヤが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回、地方1戦0勝。1988年の大原ステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、1988年のUHB杯(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月13日、デビュー戦は楠孝志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホットタバスコに半馬身届かず2着となった。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1988年）

6月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のキングスフェローをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月7日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイセユーホーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイナアトランダムを半馬身振り切って順当に勝利した。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1400万下の嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの大原ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったハツシバエースに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた12戦目は、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1400万下の’88ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1400万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上1400万下の万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月29日、約9か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5歳（1990年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、本間茂騎手を鞍上に迎えて、神奈川盃（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。