トリデンテ（2019年生、母フラワーファースト）

トリデンテ（2019年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三叉槍(西)」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したフラワーファーストが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2023年のフタップの滝賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4歳（2023年）

4月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、フタップの滝賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセイウンガオリーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、平取町「義経神社」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、キレートレモン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はラッシュエオリカと並んで8着同着となった。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

デビュー前

飯田弘道厩舎（岩手）へ入厩。

12月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2024年）

4月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒルノヴィクトリアに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。