アリーヤベント（2015年生、母キタサンスズラン）

アリーヤベント（2015年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スワヒリ語で『最高の存在』の意味を持つ女性名＋風（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したキタサンスズランが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、中央平地7戦0勝、地方7戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカステーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、馬目卓によって334.8万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた7戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったマロンスライムを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた12戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の山崎雅由を応援だ特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。