サウスアミューズ（2015年生、母ショウリノホホエミ）

サウスアミューズ（2015年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽します」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したショウリノホホエミが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2018年の藻川特別。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2018年）

2月3日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

3月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエコロプリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月22日、中9週で迎えた5戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサンマルエンパイアを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月13日、中6週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（2019年）

1月10日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、松竹梅賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンウチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中5週で迎えた9戦目は、春一番賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカンノンリオに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月20日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、孟春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアノマリーに3馬身の差をつけて4勝目を手にした。

4月23日、中4週で迎えた11戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバレンティーノに1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月3日、中9週で迎えた12戦目は、半夏生特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、浜木綿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた14戦目は、清涼賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、根の上高原賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアリュールベルンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバレンティーノに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月8日、中7週で迎えた17戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。