スティルディマーレ（2020年生、母コケレール）

Still di Mare

2020.02.19

スティルディマーレ（2020年2月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「静かな+海(伊)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したコケレールが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月4日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカダブルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、マルチャンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2023年）

1月7日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、リネンマリンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったターンソウルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイファースキャンに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のクィーンアドバンスに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2024年）

1月21日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

3月31日、中9週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6月2日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

9月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月17日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

デビュー前

田中譲二厩舎（高知）へ入厩。

1月8日、デビュー戦は山崎雅由騎手を鞍上に据えて、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2025年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

1月22日、連闘で馬体重を前走から17kg絞って迎えた17戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、チョメチョメに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、早瀬の一本橋特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキタノヒーローに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた21戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、マアジ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。