アシャカデュメ（2021年生、母ホウヨウバルキリー）

アシャカデュメ（2021年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したホウヨウバルキリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は豊洋牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって1,595万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月22日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーアアイギスに半馬身届かず2着となった。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイフォーエバーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月28日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

11月26日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月31日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

4歳（2025年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、姫路カシの木特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウヒメゴゼをクビ差振り切って制した。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月10日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、白露特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィルダスクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタオロマイに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月25日、中2週で迎えた20戦目は、初時雨特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタオロマイを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。