ヤマニンスイング（1983年生、母ヤマニンシルバー）

ヤマニンスイング（1983年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時8歳）と交配したヤマニンシルバーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1987年の天竜川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

橋本正晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月29日、デビュー戦は4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。鞍上は内田国夫騎手。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月23日、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月14日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月28日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したイブキノアサカゼに3/4馬身届かず2着となった。

10月11日、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位満教騎手。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月25日、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位満教騎手。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンドサトミに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールインした。

11月9日、牝馬限定の4歳以上400万下の渡利特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位満教騎手。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ランスターに半馬身交わされて2着となった。

12月6日、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位満教騎手。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ダイナタイフーンに交わされて2馬身差の2着となった。

4歳（1987年）

2月1日、5歳以上400万下の紫川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位満教騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位満教騎手。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月14日、5歳以上400万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で四位満教騎手。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月29日、5歳以上400万下の伊勢特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は高崎詠三郎騎手。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月29日、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高崎詠三郎騎手。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハヤテシバオーをアタマ差振り切ってトップでゴールに入った。

5月10日、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高崎詠三郎騎手。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月30日、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高崎詠三郎騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーゴンハードリイに1馬身3/4の差をつけて勝利を掴んだ。

7月11日、5歳以上1400万下の東海ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高崎詠三郎騎手。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月10日、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高崎詠三郎騎手。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

10月31日、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高崎詠三郎騎手。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月28日、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高崎詠三郎騎手。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高崎詠三郎騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクオーシャンをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（1988年）

1月10日、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高崎詠三郎騎手。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、最後はファンドリスキーと並んで4着同着となった。

1月30日、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高崎詠三郎騎手。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月6日、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月19日、ハンデ戦で5歳以上900万下の関ケ原特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田国夫騎手。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月16日、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月1日、5歳以上900万下の御池特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったオンワードレニエに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月28日、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月18日、ハンデ戦で5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエムイースワロー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月9日、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月4日、4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月25日、4歳以上900万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6歳（1989年）

1月13日、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。