ゼンノインヴォーク（2019年生、母ヴォワルドール）

ゼンノインヴォーク（2019年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+感情を燃え上がらせる」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したヴォワルドールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

11月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月28日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3歳（2022年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミアステラを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた4戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの帆柱山特別（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月25日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたアスカノミライ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月23日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたタガノバルコス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月28日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンハービンジャーにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月19日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシリンガバルガリスにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月16日、中3週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高山特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの帆柱山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシリアルノヴェルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパープルクラウドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月24日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの揖斐川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。